せんがわ劇場オープニングイベントに行ってきました
昨日、調布市せんがわ劇場のオープニングイベントに行ってきました。
調布市地域情報化コンソーシアムとの協業で、昨年調布市せんがわ劇場のサイト立ち上げのお手伝いをさせていただきました。その関係で、招待券をいただいており、運良く参加することができました。
劇場を設計した安藤忠雄氏と演出家の蜷川幸雄氏(仙川にある桐朋学園芸術短期大学学長)、そしてせんがわ劇場芸術監督のペーター・ゲスナー氏による対談がメインのイベント。正直言って、アカデミックな方向になって退屈するのでは、と恐れていたのですが全くそんなことはありませんでした。
なかでも、安藤忠雄氏が単独で話された基調講演がとてもよかったです。
実際に生で話しを聞くのは初めてで、大変気さくに語られる様子にそれまで勝手に抱いていた「大先生」のイメージが全く覆されました。平たく言うと、「おもろいオッサン」(ごめんなさい)なのでビックリ。でも話しのあちこちにさりげなくクリエイティブな視点の鋭さを感じさせる言葉(何かを作るというときに、どのように考えて対峙するべきなのか、とか私たちは何のために作るのか、とか...そんなことを感じさせる言葉です)がちりばめられていて、凄さを垣間見た気がします。
(イベント終了後、著書を購入しました。こちらのエントリ「安藤忠雄「連戦連敗」を購入。ただし、著者サイン入り。」に書きました)
トークイベントでは、3氏がそれぞれ言葉は違えど、私たちの生きる時代に強い危機感を持っていることが伝わってきました。中でも、デジタルなコミュニケーションが全盛となり、生の(ライブな)コミュニケーションが失われることから様々な問題が生まれている、ということを異口同音に指摘されていたのが印象的でした。
ライブなコミュニケーションが前提となる劇場は、そんな問題を取り除くためのひとつの装置となりえると私も思います。せんがわ劇場がその役割を担い、順調に発展できるよう、応援していきたいと思います。
午後からは、劇場のこけら落としにも行きました。
こけら落としの中で使用するビデオの制作をお手伝いした関係で、ブースから見学させて頂きました。
このビデオは、元々はせんがわ劇場サイトに掲載するために作ったものを編集したものです。
オフィスマカロニの中村さんに撮影・編集をお願いし、音楽は久しぶりに自作しました。
「せんがわ劇場とは」というページの「ビデオツアー」からご覧頂けますので、よかったら見てみて下さい。
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